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2022.08.31
創立記念パーティーの注意点は?開催側・参加側の視点から解説
創立記念パーティーは、会社にとって非常に重要なイベントの一つです。実際に創立記念パーティーを開催するうえで、どのような注意点があるか気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では開催側・参加側の視点から創立記念パーティーでどのような点に注意すべきか解説しています。
創立記念パーティーに関する疑問についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそも創立記念パーティーとは?
創立記念パーティーは、会社の創業から5年や10年などの節目を祝う目的で開催されます。基本的にはキリのいい年数に合わせて開催されますが、会社にゆかりのある数字やぞろ目年数などに合わせて企画されることも多いです。
祝い事として開催されることが多い反面、企業が抱く将来のビジョン共有や取引先との関係を保つためなど、事業戦略として開催されることもあります。
なお、イベント内容としては会社が歩んできた歴史を振り返ったり、従業員のモチベーションアップにつながったりするような企画とするのがおすすめです。
創立記念パーティー開催時に幹事がするべきこと
創立記念パーティーを開催するとき、幹事がすべきことは以下の5つです。
- 式の内容や場所・時間を決める
- 創立記念パーティーへの招待状を作成する
- 司会用台本を作成する
- ケータリングを発注する
- 余興の準備
それぞれどのようなことが求められるかについて、詳しくみていきましょう。
式の内容や場所・時間を決める
創立記念パーティーの幹事は、式の内容および開催場所・開催日時を決めなければなりません。開催場所については参加人数や雰囲気に合わせて、社内の会議室を確保したり、ホテルやホールなどの会場を開催日程に合わせて借りたりします。
会場の確保が済んだら、当日のプログラムについても決めていきましょう。プログラムの内容には会社の歴史がわかるコンテンツを取り入れるのがおすすめです。
創立記念パーティーへの招待状を作成する
創立記念パーティーの大まかな内容やプログラムが決まったら、関係各所に招待状を作成して送付します。送付方法はメールでも構いませんが、取引先へは郵送するのが好印象です。
招待状には創立記念パーティーの日時や場所、担当者の連絡先を必ず記載しましょう。また、招待される側の都合も考えて開催日の1か月前には届くように手配するのがおすすめです。
司会用台本を作成する
招待状の手配が済んだら、司会進行を実施するための台本作りに取り掛かりましょう。式の内容によって台本の中身は変わりますが、創立記念パーティーの主な流れは以下のようなものが多いです。
- 開会宣言
- 主催者の挨拶
- 来賓の挨拶
- 乾杯の音頭
- フリータイム(会食・歓談)
- 祝電の披露
- 映像をはじめとする余興
- フリータイム
- 中締め・謝辞
- 閉会宣言
上記の流れに沿って、司会進行の台本を作成していきましょう。
ケータリングを発注する
創立記念パーティーの開催日程に合わせて、ケータリングの発注も忘れてはいけません。レストランやホテルの大広間を貸切る場合には不要ですが、社内の会議室やホールを利用する場合は、ケータリングで料理を準備しましょう。
ケータリングサービスであれば、和洋中やデザートなど、好みに合わせた料理が発注できます。料理選びに失敗しないよう、主な出席メンバーに好みの料理を聞いておくことも必要です。
余興の準備
創立記念パーティーの大まかなスケジュールが決まったら、余興についても準備を進めましょう。余興の内容はさまざまですが、定番どころでいうと社員のパフォーマンスやビンゴ大会などがあげられます。
また、予算や時間をかけられるならプロのパフォーマーへの出演を依頼したり、会社の歴史を振り返る映像を作成したりしましょう。
余興がないパーティーは、どうしても単調なものとなってしまいます。余興が充実していることで式自体が社員の楽しみとなり、結果として創立記念パーティーが社員のモチベーションアップにつながる効果も期待できるでしょう。
創立記念パーティーに招待されたときにすべきこと
創立記念パーティーに招待されたときは、まず招待状に出席の返信をしましょう。返信については、招待状が届いてから早めに返信するのがマナーです。
招待状に返信したうえで、以下2つについても必ず対応するようにしましょう。
- 参加者を決める
- お祝い品の手配
上記2点について、詳しく解説していきます。
参加者を決める
会社宛に招待状が届いている場合は、会社の代表で誰が参加するかを決めましょう。また、個人宛に招待状が届いた場合であっても、社内での共有が必要です。
自身が担当している取引先から招待状が個人に届いた場合は、直属の上司と相談したうえで、参加の準備を進めるようにしましょう。
お祝い品の手配
創立記念パーティーの開催がホテルやホールを貸し切って実施される場合には、式への出欠に関係なくお祝いの花を手配しましょう。
花を手配するとき、胡蝶蘭の場合は前日に、スタンド花の場合は式当日の朝一番を指定します。合わせて、お祝いの花は誰から送られたのかがわかるよう、木札タイプの立て札をつけるのが一般的です。
創立記念パーティー開催の服装はどうしたらいい?
創立記念パーティーに参加するときの服装について悩む人は多いです。
服装の基準は大きく「正装」「準礼装」「平服」の3つに分類され、指定がない場合には「準礼装」で参加するのがマナーとなることを覚えておきましょう。
ここからは男女の「正装」「準礼装」「平服」の3つについて、どのような服装かを解説していきます。
男性の服装について
男性の「正装」「準礼装」「平服」については、以下のとおりです。
正装: | テールコートやタキシード、モーニングコートなど |
準礼装: | ディレクターズスーツやブラックスーツなど |
平服: | 黒やダークグレーなどのビジネススーツが一般的 |
基本的には準礼装を着用すれば問題ありません。招待状に「平服でご出席ください」のような記載がある場合は、主催者側が準礼装を着用しています。
招待客の服装は主催者よりワンランク下げることが基本となるため、指定通りの服装で参加するようにしましょう。
女性の服装について
女性の「正装」「準礼装」「平服」については、以下を参考にしてください。
正装: | アフタヌーンドレスやイブニングドレス |
準礼装: | セミアフタヌーンドレス・セレモニースーツ・カクテルドレスなど |
平服: | ワンピースやスーツ |
女性が創立記念パーティーに参加するとき、アクセサリーをつけることもあると思います。その場合はパールがおすすめですが、ブラックパールは祝いの席にふさわしくありません。
また、会場が日本庭園の場合や、取引先に外国籍の人がいる場合、あえて和装を選ぶのもおすすめです。
創立記念パーティーの運営は外部委託するのもおすすめ
創立記念パーティーは、会社の中でも非常に重要なイベントの一つです。そのため、絶対に失敗したくないと考える人も多いでしょう。
創立記念パーティーをより良いものにしたいなら、イベント運営自体をプロに外部委託してしまうのもおすすめです。豊富な依頼実績から、イベントを成功に導いてくれます。
また、通常業務が圧迫されている場合にも、外部委託は選択肢の一つになります。うまく運営を進められないなら、イベント会社へ一度相談してみましょう。
創立記念パーティーに関するよくある疑問
創立記念パーティーに関して、以下のような疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
- 創立記念のお祝い・ご祝儀の金額相場は?
- やむを得ず創立記念パーティーに参加できない場合は?
- 創立記念パーティーお祝い品のおすすめは?
- 創立記念パーティーは何のためにやるのか?
あらかじめ疑問を解消しておけば、実際に創立記念パーティーを開催・招待するときにも役立ちます。それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。
創立記念のお祝い・ご祝儀の金額相場は?
創立記念パーティーのお祝い・ご祝儀を出す場合、取引先との関係で金額が異なります。重要な取引先の場合には3〜10万円、それ以外の取引先の場合は1〜3万円が一般的な目安です。
お祝いに関しては品で渡してもご祝儀で渡しても問題ありません。なお、ご祝儀として用意する場合はご祝儀袋に「祝御創立○周年」「発会○周年御祝」などと記載しましょう。
やむを得ず創立記念パーティーに参加できない場合は?
創立記念パーティーに招待されたとして、やむを得ず創立記念パーティーに参加できない場合もあるでしょう。万が一参加が難しい場合は、いち早く参加できない旨を返信する必要があります。
参加できない旨を連絡する場合、はがきやメールを送るのはもちろんのこと、相手に良い印象を与えるためには事前に電話連絡しておくとよい印象を与えられるでしょう。
創立記念パーティーのお祝い品のおすすめは?
創立記念パーティーでお祝いの品を送る場合は、個人と法人、また取引先との関係性によっておすすめの品が異なります。
例えば花を送る場合、個人参加の場合は手持ちのブーケ、法人参加の場合は大きな胡蝶蘭を送るのが一般的です。
また、取引先との関係が特に親しい場合は、相手の趣向やオフィス環境に合わせた品を選ぶのも選択肢となります。ただし、花以外を送るときは華やかに見えて後に残らないものを選びましょう。
創立記念パーティーは何のためにやるのか?
創立記念パーティーはさまざまな目的のもと実施されますが、大きく分けると社内向けのものと取引先向けの2つに分類されます。
社内向けの場合は経営層と社員の意識統一のために開催されることが多いです。意識や考え方が離れすぎていると現場社員のモチベーションが下がり、仕事のパフォーマンス低下が危惧されます。
取引先を招いて開催する場合は、関係構築およびビジョン共有など、事業戦略として開催されるケースが多いです。
上記をもとに、自社では何を目的として創立記念パーティーを開催するのかを整理しましょう。
準備やマナーを意識して創立記念パーティーを成功させよう
今回は創立記念パーティーを開催するうえですべきことや注意点について解説してきました。
創立記念パーティーは、会社にとって重要なイベントです。そのため、事前準備やマナーなどは特に意識しなければなりません。
創立記念パーティーを開催するときは、事前の準備や下調べをしっかりと行いましょう。そうすることで、創立記念パーティーの成功につながります。
この記事で紹介した内容をもとに、ぜひ創立記念パーティーを成功に導きましょう。